ピアノがうまくなるコツ

よく「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。

まず、一つには好きとは楽しいとかおもしろいことという見方があります。

楽しいおもしろいことというのは、

単純に考えるとなにかのためにすることではない、

利害や損得を離れてただ熱中できるものだと思います。

そして、楽しいことは自分から進んででき、

やりたくなければやらなくてもいいものだと

思います。

また、難しいものではなく、無理しないでできるものと考えます。

あるレッスンの日のことです。

私の場合、生徒さんの音がきれいな音で生徒さんの感じが表れていれば良いとしてしまう

ことがあり（音の間違いは気にせずに）

レッスンを終えて、「少しの間、レッスンノートを書いているので待っててね」というと、

ピアノで、私の教えていない曲をポロポロと弾くではありませんか。

（この子私の子供のときと同じだ！と思ってしまいました。）

これは「類は友をよぶ」というのでしょうか・・・・・？

生徒さんとは教えている先生に似るものなんだと思いました。

お母様に伺ってみると、「家ではそうなんです。」ということでした。

簡単⇔楽しい→「できた！」→譜読みが早い→他の曲も弾きたい→上手になる。ということも考えられます。

この中で一番大切なのが、「できた！」です。「できた！」をたくさん積み上げます。

個人差はあるので、参考までに一例として挙げておきました。

発表会やコンクールなどを聴く機会がありますが、聴いていて思うことがあります。

初めてまだそんなに経っていないのに、

”すごく上手だなー。この子のピアノは、ずっと聴いていたいなー。”と思うことが、

時々あります。

本当に、簡単な曲です。

「メヌエット」（バッハ）だったり、「子守歌」（グルリット）、「スケーターズワルツ」

などなど、

すごく達者に弾いているわけではないのに、「なんかいい！」と感じるのです。

なんだろうと思ってよく聴くと”音”がよい音なんだろうと思いました。

よい音って？どうしてよいと思えるのか？

♪その曲によくあっている音？

♪音を聴き分けるいい耳を持っているから？

♪たくさん練習したから？

いろいろ考えますが、答えはわかりません。

ピアノの音は、ただなんとなく弾くとうるさいとか思われてしまうし、

とても難しいです。

だから、どうしたらよい音で弾けるのか、

弾いている本人が試行錯誤しながら

いろいろ考えながら弾いているのではないでしょうか？